グラフィックデザイナーは、子育て中の女性に向いた職業なのか?
皆さんはよく、SNSでこのような内容の広告を見かけませんか?
「デザイナーになって在宅ワーク♩子育て中のママにぴったり!」
バリバリの会社員デザイナーだった私個人の感想はずばり、
労働条件によっては、子育て中の女性に向いてない!です。
その理由はこちら、、、、
①勤務時間が10:00〜19:00
②ほぼほぼ残業あり
③業務内容的に正社員じゃないと厳しい
④そもそも在宅ワークで雇ってもらえない
①勤務時間が10:00〜19:00
なんと制作会社の勤務時間は、10:00〜19:00が多いんです。
保育園の利用時間は7:30〜18:00だというのに、
これはどうやって働けばいいのでしょうね!!
(もう無理すぎて笑ってしまうわ)
さらに、家から都心部までは通勤時間が約1時間かかるので、
働ける時間がここからさらに制限されてしまうのです。
②ほぼほぼ残業あり
デザイン業界は、残業がつきもの。
作業工程が多く、同時にスキルアップの勉強もしたり、
とにかく生産性や作業効率を求められる世界なのです。
それでも結局間に合わなくて、日々残業ありきで生活しているのです。
(あくまでも私の体験ですが)
さてさて、本来であれば子育て中に残業なんてもってのほか!
定時できっかりしっかり帰りたいところなのですが、
それができないのがこの業界なんですよね。。。。
③業務内容的に正社員じゃないと厳しい
「もうこうなったら時短勤務・パートでしか働けない!」
そう思うかもしれませんが、ところがどっこい!
デザインというのは奥深い職業で、
パートなんて限られた時間での勤務、かつ、
良い意味で責任を負わされない立場では、
仕事が超つまらない、超やりがいがないのです!!!
デザイナーの面白さの本質を味わうのであれば、正社員がお勧め♩
「私は仕事に面白さを求めないから、ただこなすだけでもOK」と
いう人ならパートでもいいかもしれませんね。
(私のような仕事に生きがいを見出したい人は厳しいかも)
④そもそも在宅ワークで雇ってもらえない
在宅ワークができればとてもいいですが、
そもそも「業界未経験」だとか「転職してやってきた新入社員」に、
在宅ワークを取り入れてくれる企業は少ないです。
※在宅ワークに関するメリット・デメリットはまた別な話になってしまいますので、
ここでは深く触れないことにします。
ということから、
私は広告で見かけるセールストークほど、
グラフィックデザイナーは子育て中の女性に向いているわけではない、と
思います。
そもそも、勤務時間を見てもらえれば分かると思うのですが、
「子どもを保育園に預けながらどうやって働くんや!」というところから
問題があるんですよね。
デザイン業界に限らずですが、もっと世の中が、
子育て中の家庭に「フレックスタイム」「在宅ワーク」「時短勤務」を
導入してくれたらいいですね!